めぐり堂書店 ことから屋 の日記
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〔御報告〕 西陣読書会 (2018.11.24開催)
2018.11.29
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さる11月24日、めぐり堂書店ことから屋にて
西陣読書会を 9名の参加で開催しました。
今回の隠しテーマは―― 〔 虚実の妙 〕
〔マコトの伏せ方〕 〔ウソの活かし方〕 の 奥深さに ついて
の議論につながる 本の紹介が 多かったように思います。
・人は 本やメディアの情報を鵜呑みにする傾向がある、と生命科学者からの指摘
・お金が手段に過ぎないと思えれば、働かずにお金を得る事も 一概に悪いとは言えない?
・本から 情報だけをすくい取ろうとする読み方では 洩れてしまうものがある?!
・アル中の元・戦場カメラマンが遺した 自伝小説で 伝えたかったことは・・・?
・辺境警備に任ぜられ、未知の脅威を夢想して過ごした その時間は いったい・・・
・手放した古本が、他人所有の物と入れ替わって戻ってくる 浮気疑惑ミステリー
・都会での便利快適生活だけが 豊かさではなく、見方を変えれば
日本の〔田舎〕自体が 大きな資源だとも
・緊迫した交渉の現場では、
「YES・NOを すぐには言わない」うまい伝え方が必要なケースもある
等々、
ウソも マコトも どちらも〔情報〕であって、
その〔流し方〕〔受け取り方〕しだいで
どちらも 人生を面白く彩ることに 使えるのだなあ、と
ひしひし感じた 今回の読書会でした。
近況報告コーナーでは
日本一周自転車旅行を半分終えた女性が いらっしゃった一方、
近々 FXの会社を立ち上げるという男性も いて、
「 思いっきり汗を流す生き方 」と「 汗を見せない生き方 」
の
価値観の対比が また 面白かったです?!(笑)
今回 御紹介いただいた本は 以下の通り―――
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●「この世はウソでできている」(池田清彦/著 新潮文庫)
●「働きたくないけどお金は欲しい」(遠藤洋/著 マネジメント社/刊)
●「プチ速読」(池江俊博/著 総合法令出版/刊)
●「わらし仙人の30倍速読術」(ゴマブックス)
●「1日3分 見るだけで目がみるみる良くなる!」
(栗田昌裕/著 三笠書房/刊)
●「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」(鴨志田穣/著 講談社文庫)
●「タタール人の砂漠」(プッツァーティ/著 岩波文庫)
●「不連続殺人事件」(坂口安吾/著 新潮文庫)
●「和の国富論」(藻谷浩介/著 新潮社/刊)
●「交渉プロフェッショナル」(島田久仁彦/著 NHK新書)
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御参加いただいた皆さん、お読みいただいた皆さん、
ありがとうございました。
