めぐり堂書店 ことから屋 の日記
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〔御報告〕 西陣読書会(2018.09.29(土) 開催)
2018.09.30
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台風も迫り めっきり冷え込んできました 9月29日(土)夜、
「西陣読書会」を めぐり堂書店ことから屋にて、9名参加で開催しました。
隠しテーマは――「見えないモノの扱い方・見えてるモノとの接し方」
私たちを取り巻く 見えなくても影響を与えてくるもの を どう捉えるか?
逆に 見慣れた ごく日常的なモノと どんな態度で 接していくか?
全体的としては そんな事がテーマになっていたような感じで、
皆さんから さまざま本の紹介を頂きました。
・雑草も抜かずに生かす 自然な生態系を大切にする 菜園のすすめ
・株式相場心理の 解読奥義?!
・神のことばを語る ピュアな小学生女子の物語
・ひたすら 生理的に怖い(!) 楳図かずおのホラー漫画
・動物たちの不思議な生態を ユーモアと やさしさ溢れる筆致で描いたエッセイ
・飛行機墜落現場に 偶然居合わせた新聞記者と 彼をとりまく人間関係の精緻な群像描写
・TVドラマで 「ムコどの!」の名セリフで人気を博した 名・脇役女優さんの半生記
・ブッダの説いた因果応報が、2500年後の現代のネット空間の中で再現されている!
悪意の投稿で人を苦しめる事例が多発する現状から 抜け出すための鍵を ブッダの言葉から探る
などなど の 内容の紹介をいただき、
見えないものに気づく感性と、
当たり前に見えているものを いたわる、という そのバランス感覚の重要性を
個人的には 感じました。
今回 御紹介いただいた本は 以下の通りです―――
●「私たちは何者なのか(アナスタシア ロシアの響きわたる杉シリーズ5)」
(ウラジミール・メグレ/著 直日/刊)
●「ゾーン 最終章」(マーク・ダグラス/著 パンローリング/刊)
●「かみさまは小学5年生」(すみれ/著 サンマーク出版)
●「楳図かずお こわい本 (蜘蛛) 」(楳図かずお恐怖文庫 (10) 朝日ソノラマ/刊)
●「ソロモンの指環―動物行動学入門」(コンラート・ローレンツ/著 ハヤカワ文庫NF)
●「クライマーズ・ハイ」(横山秀夫/著 文春文庫)
●「わき役ふけ役いびり役――女優一筋四十五年」(菅井きん/著 主婦と生活社/刊)
●「ネットカルマ――邪悪なバーチャル世界からの脱出」(佐々木閑/著 角川新書)
〔追伸〕今回紹介のあった 菅井きんさんが、本の中で 言っていたこと
「小林亜星という でっぷり太った俳優で 作曲家の先生がいるけれども
あの人はホントに、 太っていることの良さをわかってる。所作がちがう。
ああいうのが大事なの。
最近の若い女優さんたちは 一様に きれいだけど みんな同じように見える(略)」
あたりまえの自分の、埋もれた 良さや魅力は、
自分を卑下せず 人を喜ばせることで 花開かせていけるのかもしれません――
御参加いただいた 皆さん、
お読みいただいた皆さん、ありがとうございました。
