めぐり堂書店 ことから屋 | 日記 | 〔御報告〕西陣読書会(2018.3.24(土)開催)

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めぐり堂書店 ことから屋 の日記

〔御報告〕西陣読書会(2018.3.24(土)開催)

2018.03.28

さる3月24日(土)、西陣読書会を めぐり堂書店ことから屋で開催しました。
 
年度末の忙しさもあってか 5名と少なめの参加でしたので、1階の和室(小)で
小さなコタツ1台を囲んでの
息の触れ合うような 密な空間で 濃い語り合いとなりました (笑)
 
さて、今回の隠しテーマは 〔争い・災い との 向き合い方〕
 
戦争や災難に巻き込まれた人が どう生きたか―――
昔と 今では 何が違っているのだろう
読んでいる自分なら どうするだろう・・・
 
そんな事を自問自答しあいながら お互いの紹介本を 語り合いました。
 
・可愛がって育てた愛犬を 軍に徴収された青年は、その後 軍に入り
 戦地で 再会し共に脱出を図るが・・・  犬にとっては何が幸せだったのか
 
・東日本大震災にあった 東北の各地を、行方不明の妻を探し旅する雄鶏の目線で
 スケッチしながら 淡々と描く 復旧・復興の記録集
 
・太平洋戦争で 赴任したレイテ島で 所属の部隊が全滅し、
居場所をなくした青年は、もう 孤独を極めるしかない、と さまよう・・・
 
・先の大戦も経験した 民芸陶芸の第一人者が、自分の少年時代にあたる
 明治時代の 山陰地方での 素朴な田舎暮らしの日々を回想した エッセイ
 
・世界各地の紛争地域で、武装解除の調停をやってきた著者が、福島の高校生達と
 争いの収め方について 本気で語り合った 対談の記録
 
 
今回の 語り合いを通じて、
 
争いは、規模の違いはあっても 誰もが 経験するもので
戦争を、昔や 遠い国の 他人事として捉えるのではなく、
自分の事として その収め方を考えてねばなあ、と 痛感しました。
 
御参加いただいた 皆さん、ありがとうございました。
 
今回の紹介本は 以下のようになります
 
****************************
 
●「さよなら、アルマ――戦場に送られた犬の物語」
                                  (水野宗徳/著 集英社文庫)
●「日の鳥」(こうの史代/著 日本文芸社/刊)
 
●「野火」(大岡昇平/著 新潮文庫)
 
●「六十年前の今」(河井寛次郎/著 日本民芸館/刊)
 
●「本当の戦争の話をしよう ――世界の「対立」を仕切る」
            (伊勢崎賢治/著 朝日新聞社/刊)

〔御報告〕西陣読書会(2018.3.24(土)開催)

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