めぐり堂書店 ことから屋 の日記
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〔御報告〕 西陣読書会 (2017.2.25(土)開催)
2017.02.26
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さる2月25日(土)、めぐり堂書店ことから屋にて
西陣読書会を 8名様の御参加で開催しました。
初参加の方も おられましたので、
まずは 自己紹介&近況報告コーナーで 親睦の雰囲気づくりから。
はじめて 生で 怪談の琵琶語りを聴いて 打ち震えてきた人、
はじめて魚の三枚おろしを体験して手料理の楽しさを知った人、
はじめて宝塚を観劇して 女の園のディープな世界を体感した人、
など
皆さんの近況報告ネタが新鮮で 序盤から 笑い絶えず
いい雰囲気になってきたところで 各自のオススメ本の紹介コーナーです。
●男と女のコミュニケーションの違いは 脳の構造の違いにあるという脳科学の本、
●捨て猫を 引き受ける羽目になった お人好し男のドタバタ日常を描いた漫画、
●死んだ恋人が 人造人間という不自然な姿で生きていたという葛藤を描いた漫画、
●自閉症の青年が治せる手術を勧められるも、 治す必要があるのか悩むリアルSF、
●潰れかけの 旅行代理店が 起死回生のダブルブッキング作戦を画策するコメディ小説
等々、今回は
人との距離感、コミュニケーションをテーマにした本の紹介が 多かったですね。
参加者の皆さんも、自分の問題として
職場でも御家庭でも こんな事あるある~(笑) と語り合って 盛り上がりました。
印象に残ったのは テレビのキャスターをされていた女性の書いた本の言葉で
「 テレビでは、難しい事を 易しく伝えようとするが、
それは、見ている人が 思考停止に 陥りやすい面もある。
易しい言葉の裏の、奥の深さを 伝える事もまた 大切なのではないか」
という
誠に 身につまされるメッセージに 一同、大きく共感しました・・・。
御参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
今回紹介された本は 以下の通りです―――
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●「鈍感な男 理不尽な女」(黒川伊保子/著 幻冬舎/刊)
●「鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!」(KADOKAWAエンターブレイン)
●「パートナー」(小花美穂/著 集英社リボンコミックス)
●「くらやみの速さは どれくらい」
(エリザベス・ムーン/著 ハヤカワ文庫SF)
●「王妃の館」(浅田次郎/著 集英社文庫)
●「女性のための「冷えとり」生活」
(進藤義晴・進藤幸恵/著 PHP研究所/刊)
●「キャスターという仕事」(国谷裕子/著 岩波新書)
●「ゆっくり、いそげ―― カフェからはじめる 人を手段化しない経済」
(影山知明/著 大和書房/刊)
次回は 3月25日(土)の開催を 予定しております。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
