めぐり堂書店 ことから屋 の日記
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〔御報告〕 西陣読書会(9月26日 開催)
2015.09.29
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さる9月26日(土)、西陣読書会~月見の巻を ことから屋で 開催しました。
窓を開けると、曇って見えなかった月が、
皆さんが 見つめ出すと 雲がすーっと流れ 月が顔を出してくれました!
月の女神に見守られながら(?!)
7人の参加者の皆さんから この日 紹介された本は 以下の通りです。
①「狼と香辛料」(支倉 凍砂/著 電撃文庫)
②「海賊とよばれた男」(上・下)(百田尚樹/著 講談社文庫)
③「烏(からす)に単(ひとえ)は似合わない」(阿部 智里/著 文春文庫)
④「ホ・オポノポノ ジャーニー」(平良アイリーン/著 講談社)
⑤「人間は失敗作である~比較解剖学」
(遠藤秀紀/著 講談社「爆笑問題のニッポンの教養」シリーズ)
⑥「空想科学読本」(柳田理科雄/著 メディア・ファクトリー)
⑦「最後の授業~ぼくの命があるうちに」(ランディ・パウシュ/著 ソフトバンク文庫)
⑧「握る男」(原宏一/著 角川文庫)
⑨「いちげんさん」(デビッド・ゾペティ/著 集英社文庫)
***** 紹介者からのことば *****
①中世ヨーロッパの商人と、上から目線で見守る 賢狼とのやり取りが面白い
剣でも魔法でもない、“商売”というジャンルが生き生きと 描かれる
② 戦後の日本のエネルギー危機を 体を張って乗り越えさせた男の 一代記
権力に媚びず 弱い人たちを守り抜く、 筋の通った生き様に感激
③ 謎の行動をとる4人の姫君の人物設定が、単純でなく読むほどに奥深い
ひとりひとりの姫の行動の理由を 解き明かしていく過程が面白い
④ すべての経験は、魂の成長のため
人生は、失敗も成功もなく、本当の自分に出会うための旅、だと
⑤ 世間的には お金にならない学問と言われる比較解剖学だが、筆者は
研究の結果「人類は もうこれ以上、進化しないのでは」と仮説を
⑥ 空想上の生物たちは、果たして その形状で 本当に生存できるのか?
科学的な考察を試みて 論証していく ユーモア読み物
⑦ ガンを宣告された、バーチャルリアリティの世界的研究者の若き教授が、
最後の授業で 若者たちそして自分の子供たちに伝えたかった事は――
⑧ 寿司屋の見習い小僧だった男は、その類まれな観察力と策略で先輩、
親方の急所を“握っては ”陥れ、いつしか外食産業の帝王に 登りつめる
⑨京都にやってきて、盲目の女性のために 朗読を引き受けた留学生の僕。
どこへ行っても ガイジン扱いする 周囲の無遠慮な視線に傷つくの中、
“見えない”彼女は 僕に触れるだけで ただ あたたかく受け入れてくれる。
手探りで そっと確かなものを味わいながら 進む 生き方も悪くないと思わせてくれる一冊
以上です。御参加された皆さん、ありがとうございました。
